メンターの悩みと期待

プログラミング学習のメンターをやっているとプログラムがどーしても書けない人に出会うことがある。
同じ教材を学んでいたとしても書ける人、書けない人がいるのだ。

「その人の能力だ!」、言いきってしまうには納得できないし、メンターとしては許容できない。

もしかしてどこか大きな勘違いをしていないだろうか、
その人特有の理解スイッチがあるのではないだろうか、
メンターの右往左往が始まるのである。
といってもやる手段は限られている。

  • 書けないプログラムを、分割し簡単なプログラムにしてトライしてもらう
  • 日本語でやりたい事を紙に書いてもらう
  • フローチャートもどきの簡単な処理の流れを紙に書いてもらう
  • 既存のプログラムを1ステップずつトレースしてプログラムの動作を理解してもらう
  • エラーを恐れずトライ&エラーを繰り返すことに慣れてもらう

こんなところだろうか。
残念ながらこれら手段を用いても

「翌日、目を覚ますと突然プログラムが書けるようになった!」

など飛躍的な効果を体験したことはない…


日本語でプログラミングができる「なでしこ」が学習教材に採用された。

日本語のプログラミング言語って昔からあったけど、IT後進国の母国語では流行るはずもなく廃れていった。
しかし「なでしこ」は粘り強く開発を継続していたようだ。素晴らしい!クジラ飛行机様、敬服いたします!

で、この日本語でプログラミング、書けない人が書けるようになるきっかけにならないだろうかと密かに願っている。

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