タプル

複数の値を保存

タプルはリストと同様に複数の値を保存できます。

【実行結果】


かっこ()の省略、1個の値を定義する場合は次のようになります。

呼び出し

タプルの値はリストと同様にインデクスを利用して呼び出します。

例えばタプルhensuに’A’,’B’,’C’,’D’,’E’,’F’が保存されていると、1番目’B’の呼び出しはhensu[1]と記述します。

【実行結果】

インデックスに負の数を指定すると後ろから呼び出せます。例えばインデックス-1は最後の’F’、-2は’E’が抽出されます。

範囲指定(スライス)

また範囲指定もリストと同様にできます。

例えば次の場合、

1番目から3番目の値を呼びだすにはmoji[1:4]とします。

【実行結果】

省略

インデックスの省略もリストと同様です。

開始インデックスを省略すると0と見なされます。

次の場合は、


最初から3番目までを呼びだすには、moji[:4]とします。

【実行結果】



終了インデックスを省略すると「最後の値まで呼び出す」と見なされます。

例えば次の場合、


3番目から最後までを呼びだすには、moji[3:]とします。

【実行結果】

リストとの違い

ここまでタプルとリストの違いは定義時に()を使うか[]を使うかでした。実は大きな違いは、リストは編集可、タプルは不可なところです。

上記のようにタプルhensuの2番目を9に変更するとエラーになります。

使いどころ

タプルの特徴は値を変更できないことなので、値が絶対に変更されない(変更されると困る)場合に利用します。例えば偶数(2,4,6・・・)を値として保存したい場合などタプルを使用します。これにより誤って奇数に変更する操作を防げます。

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