複数の値を保存
変数に保存できる値は一つですが、複数の値を保存することができます。
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x = 88 y = 63 z = 68 hensu = [88,63,68] print(hensu[0]) print(hensu[1]) print(hensu[2]) |
【実行結果】
5行目でhensuに複数の値(88,63,68)を保存しています。このように複数の値を保存する形式(データ型)を「リスト」と言います。
リストは文字列も保存できます。
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hensu1=["Sunday","Monday","Tuesday","Wednesday"] |
値の呼び出し
リストは先頭を0番目としてインデクスが割り当てられています。このインデックスを利用し値を呼び出します。
例えば変数mojiに’A’,’B’,’C’,’D’,’E’,’F’が保存されていると、1番目’B’の呼び出しはmoji[1]と記述します。
1 2 |
moji=["A","B","C","D","E","F"] print(moji[1]) |
【実行結果】
インデックスに負の数を指定すると後ろから呼び出せます。例えばインデックス-1は最後の’F’、-2は’E’が抽出されます。
実はインデックスを使った値の呼び出しは文字列の抽出方法と同じです。
範囲指定(スライス)
範囲を指定し複数の値を呼びだせます。
例えば次の場合、
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moji=["あいうえお","かきくけこ","さしすせそ","たちつてと","なにぬねの"] |
1番目から3番目の値を呼びだすにはmoji[1:4]とします。
1 |
print(moji[1:4]) |
【実行結果】
省略
開始インデックス、終了インデックスを省略できます。
開始インデックスを省略すると0と見なされます。
次の場合は、
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moji=["あいうえお","かきくけこ","さしすせそ","たちつてと","なにぬねの"] |
最初から3番目までを呼びだすには、moji[:4]とします。
1 |
print(moji[:4]) |
【実行結果】
終了インデックスを省略すると「最後の値まで呼び出す」と見なされます。
例えば次の場合、
1 |
moji=["あいうえお","かきくけこ","さしすせそ","たちつてと","なにぬねの"] |
3番目から最後までを呼びだすには、moji[3:]とします。
1 |
print(moji[3:]) |
【実行結果】