盛り上がっています
将棋ファンの間では、「第72期ALSOK杯王将戦」盛り上がっています。なんせ、羽生さんと藤井王将の対決ですから将棋ファンでなくても注目されているのではないでしょうか。
これ、タイトルフォルダーの藤井王将に羽生九段が挑戦するという構図です。逆ではありません。近年羽生さんはトップリーグから陥落し50才を超える年齢から羽生さんも衰えたと思われていました。さびしい限りです。
ところがです。昨年圧倒的な強さで挑戦権を獲得したのです!
将棋とAI
AIという言葉が一般化するずーと前から将棋アプリは存在していました。でも最初は弱々ソフトでプロ棋士に対抗できるようなモノではなかったです。しかし、コンピュータの爆速化とAI、これで見る見るうちにに棋力がアップしました。
すると興味は、
「AI将棋とプロ棋士どっちが強いの?」
これを受けAI将棋とプロ棋士の対決が行われていました。過去形です。現在ではほとんど見ることはありません。なぜなら決着がついたからです。
「AIの方がプロ棋士より強い」
これに異論を唱える人は、ごく少数でしょう。
AIがもたらした変化
現在では、プロ棋士がAIを使って新手を研究しています。トップ棋士になるには必須のようです。もちろん藤井王将はAI将棋の申し子といえます(AMDの広告にでています)。しかしベテランの棋士には敷居が高いように感じますが・・・どうなんでしょか・・・。
そしてテレビ中継を見ると、将棋盤とは別枠でAIが求めた「次の最善手」や勝敗見込みをパーセント表示しています。また解説者もAIが求めた最善手を基に解説しちゃったりしています。初めて見る人には奇妙に感じるかもしれませんが、以外と将棋界では受け入れられているようです。
羽生さんの復活
成績が落ちていた羽生さんですが、王将戦へ挑戦するまでに復活した理由はなんでしょうか?多くの媒体ではAIを積極的に利用していることを指摘しています。AI使いが台頭してきた将棋界でやっと、羽生さんも同じ土俵にたち、本来、いや最盛期以上の棋力を手に入れたのかもしれません。
未来図
早くからAIと出会った将棋界。実は、これから、より本格的にAIと向き合う社会の未来図かもしれません。AIに翻弄され変化し利用している将棋界は、よい手本になるのでは?と感じています。
「第72期ALSOK杯王将戦」ですが、戦前予想では「羽生さんが1勝できたらいいだろうなぁ」というものでしたが、2023.2.13現在では、なんと二勝二敗です!羽生さん頑張れ!
以上