考えてみる
Reactの学習を行ってみてフロントエンドの技術が想像しているより進歩しいることに驚いた。今回の学習で5歩ぐらいの遅れを3歩ぐらいに縮めることはできただろうか?わからないが、しばらくは別の技術に触れてみたいと思っている。で、Reactを学習して感じたことを最後に書いてみる。
stateのハンドリング
コンポーネントのstate(変数のようなモノ)は、他のコンポーネントから容易に利用できない。このためコンポーネント独自のstateを親コンポーネントなどに移動する必要があるのだ。
オブジェクト指向的な考え方からするとコンポーネント内で閉じて管理できた方がいいのだが・・・。この仕様のせいでプログラムが複雑になってしまう。「Redux」を利用すると解決するらしいので、Reactを利用する際にはこの調査が必須だ。
分業体制
Reactで利用する「JSX」はHTMLとJavaScriptが混在したような言語でHTML,JavaScriptを知っていれば違和感なく利用できる。しかし大きな課題があることに気づく。
Web系のフロント側を開発する際には、デザイナーがHTML,CSS、若干JavaScript,JQueryをコーディングし、プログラマーがJavaScript,JQuery、各種テンプレートをコーディングする。このように分業ができているのだ。しかしJSXではHTML、JavaScriptが一体化されているので、今までの分業体制は成立しづらい。
JSXを利用する際にはデザイナーがJavaScriptを意識しないような構造にする、などの対策が必要なようだ。それともデザイナーとフロントエンジニアを完全に分離しデザイナーはHTML、CSSのコードを書かないなど変革が必要なのかもしれない。
JQueryを置き換え
今回学習したSPA(Single Page Application)、JSXでリッチなUIを構築できると思われる。しかしそれらがJQeuryの代わりになるかといえば疑問だ。
なぜならJQueryには膨大なプラグインの資産があるからだ、それらをJSXで書き換えるのは大変な作業だ。
さらに、しかしである。フロントエンドのHTML、CSSも進化しているのだ。これらとSPA、JSXを利用すれば、「JQuery不要」となるかもしれない。
HTML,CSSの進化をキャッチアップすればわかるかもしれないが、しばらくはフロントエンド側のお勉強はお休みとします(疲れた・・・)
前へ<ーーー>完