キーボートからの入力
変数を利用するとキーボートから入力した文字を保存することができます。「 moji = input(“入力してください:”)」と入力しエンターキーを押してください。
「>>>」が表示されず、「入力してください:」と表示されています。これはキーボートからの入力を待っている状態です。「abc」と入力しエンターキーを押してください。
これで変数mojiに「abc」が保存されました。確認しましょう。
キーボードから文字を入力する命令がinputです。()の中に入力を促すメッセージを設定することができます。
数値の入力
数値の入力を行います。「 suji = input(“数値入力:”)」と入力しエンターキーを押してください。すると入力を促されるので31と入力します。最後に変数sujiの内容を確認します。
変数sujiに入力した数値が保存されました。この変数に1を加算してみます。
加算されずにメッセージが表示されました。実はこのメッセージはエラーメッセージです。キーボードから数値を入力したとしても文字として扱われます(変数sujiに保存されている内容が31ではなく’31’と表示されています)。そのため文字では計算ができなかったのです。
文字から数値へ
キーボードからの入力を数値として扱うには、文字から数値へ変換する必用があります。変換命令としてint命令が用意されています。
これを利用し変数sujiの内容を数値に変換します。
「 suji = int(suji)」で変数sujiに保存されている文字”31″が数値に変換され、変数sujiに新たに保存されます。変数sujiは数値に変換されたので無事に加算命令が実行できています。
Pythonで計算、表示、変数の取り扱い、キーボードからの入力ができるようになりました。確認するため次のチャレンジに挑戦してみてください。