引数を表示する
新規のクラスを作成し、次の内容を入力するかコピーしてください。
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package step09; public class Test { public static void main(String[] args) { test(123); test(777); } public static int test(int num){ System.out.println("引数(num)は、"+num+"です"); return 1; } } |
実行結果は次のようになります。
メソッドtestを作成していますが、それを利用しているのが6行目、7行目です。
6 7 |
test(123); test(777); |
このようにメソッド名を書くことによりメソッドが呼び出されます。その際にかっこ()の中に値を記述するとメソッドへ受け渡されます。この値のことを「引数」と言います。
メソッドの定義10~14行目をみていきましょう。
10 11 12 13 14 |
public static int test(int num){ System.out.println("引数(num)は、"+num+"です"); return 1; } |
10行目でメソッド名「test」を定義しています。そしてかっこ()の中に変数numがあります。この変数numに呼び出し時に記入した引数(123や777)が格納されます。その値を11行目で表示しています。
複数の引数
プログラムを次の通り修正してください。
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package step09; public class Test { public static void main(String[] args) { test(123,456,"あ"); test(777,888,"A"); } public static int test(int num,int num2,String str){ System.out.println("引数(num)は、"+num+"です"); System.out.println("引数(num2)は、"+num2+"です"); System.out.println("引数(str)は、"+str+"です"); return 1; } } |
実行すると次のようになります。
このように引数は複数記述できますし、文字も受け渡すことができます。
引数無し
メソッドには引数を必要としない場合があります。その時には、6行目のように呼び出し側で引数を記述しません。またメソッド側でも8行目のメソッド定義で引数を受け取る変数を記述しません。
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package step09; public class Test { public static void main(String[] args) { today(); } public static int today(){ System.out.println("今日は10月10日です。"); return 1; } } |