for命令を体験
プロジェクトjava01のパッケージstep06にクラス「Loop2」を作成し、次のプログラムを入力してください。
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package step06; public class Loop2 { public static void main(String[] args) { // TODO 自動生成されたメソッド・スタブ for(int i=0;i<10;i=i+1){ System.out.println("i="+i); } } } |
どのような結果になるか、想像しながら実行してみてください。
7行目の「for」命令をみていきましょう。まず変数iの初期値は0で繰り返されるたびに1加算されます。繰り返しの終了は「i<10」の条件が成立しない時です。表示結果とプログラムを見比べてイメージ通りか確認してください。
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for(int i=0;i<10;i=i+1){ |
2つずつ増やす
7行目を次の通り修正してください。
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package step06; public class Loop2 { public static void main(String[] args) { // TODO 自動生成されたメソッド・スタブ for(int i=0;i<10;i=i+2){ System.out.println("i="+i); } } } |
入力が完了したなら、実行しましょう。
ポイントは7行目の「i=i+2」です。1ずつ増やすのではなく2つずつ増やしています。このように繰り返しを制御できますので、変数の初期値、条件、計算式を変更しながら動作を確認してください。
文字を増やす
クラス「Loop2」を次のように修正してください。
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package step06; public class Loop2 { public static void main(String[] args) { // TODO 自動生成されたメソッド・スタブ String str = ""; for(int i=0;i<10;i=i+1){ str = str + i; System.out.println("str="+str); } } } |
実行してみてください。
繰り返されるごとに文字が増えていきました。これは、9行目の「str = str + i」で実現しています。
9 |
str = str + i; |
変数strは最初は空白””ですが、1回目の繰り返しで変数iの「0」が追加されます。2回目の繰り返しでは、変数strには「0」が格納されており、それに変数iの「1」が追加されます。次のようなイメージになります。
9 |
str = "0" + "1"; |
3回目でのループでは、次のようになります。
9 |
str = "01" + "2"; |
このように繰り返されるたびに変数strの文字が追加されていきます。