条件により処理を分ける
プロジェクトjava01に新規のパッケージstep05、クラス「Handan」を作成し、次のプログラムを入力してください。
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package step05; import java.util.Scanner; public class Handan { public static void main(String[] args) { // TODO 自動生成されたメソッド・スタブ Scanner scan = new Scanner(System.in); System.out.println("リンゴはおいくらですか?"); int price = scan.nextInt(); if(price > 100){ System.out.println("高いですね。まけてください。"); } } } |
入力が完了したら、プログラムを保存し実行してください。そしてコンソールに「90」を入力してください。
何も表示されないですね。プログラムを再実行してください。今度は「120」を入力してください。
メッセージが表示されました。このプログラムは入力された値により処理を分けています。具体的には入力値が100を超える場合はメッセージを表示しています。
if
処理を分けているプログラムが14行目~16行目です。
14 15 16 |
if(price > 100){ System.out.println("高いですね。まけてください。"); } |
14行目の「if」が処理を分ける命令です。ifのかっこ()の「price > 100」が処理を分ける条件になります。
この場合の条件は「変数priceが100より大きい場合」となり、入力した値(変数price)が100を超えると条件が成立(真、trueとも言います)します。成立すると、14行目の「{」から16行目の「}」の間の命令が実行されます。
比較演算子
条件を記述する命令(比較演算子)には次の種類があります。
比較演算子 | 条件の記述例 | 条件の成立(真、true) |
---|---|---|
> | A > B | AがBより大きい |
>= | A >= B | AがB以上 |
< | A < B | AがBより小さい |
<= | A <= B | AがB以下 |
== | A == B | AとBが等しい |
!= | A != B | AとBが等しくない |
比較演算子を用いて条件を記述していきましょう!