PyWebがINPUT,STDINに対応しました

　ブラウザだけでPythonを動かせる『PyWeb』は、手軽で便利なサービスです。しかし、その便利さの裏には一つの欠点がありました。それは、PCモードでinput命令が正しく動作しなかったことです。

　『なぜそんな基本的な命令が動かないの？』と疑問に思う方も多いでしょう。実は、ブラウザ上でPythonや他のプログラミング言語を動かす際には、共通した問題なのです。

　しかし、この悩ましい問題にも解決の兆しが見えてきました。ついに、PyWebではinput命令や標準入力（STDIN）が正常に動作するようになったのです！

　INPUT命令を実行すると入力用のパネルが開きます。こちらに内容を入力します。

　今までは、input命令実行前にprint命令などで、表示を行っても表示されませんでした(プログラムが終了すると表示される・・・)。現在は、ご覧のように1行目に記述したprint命令が表示(“START”)されます。

　複数回のINPUT命令に対して、まとめて入力できます。入力内容をメモ帳などに記述し、それをコピー＆ペーストで貼り付けます。入力エリアは画面右下をドラッグすると大きくできます。

　INPUTコマンド以外にも、入力を受け取る方法としてSTDIN命令があります。その中で、sys.stdin.readline()は1行の入力を読み取るための命令です。

　こちらも複数行入力できますが、INPUT命令と違い直接入力可能です。

　sys.stdin.read()は複数行を読み取る命令です。

　こちらも複数行を直接入力できます。入力を終了させるには、「Ctrl＋D」ボタンを押します。