使いどころ
「三項演算子」は、if文がスッキリ記述できるとご紹介しましたが、その使い方が肝心です。
そもそも複数命令が書けない
次のif文のように複数命令(合格表示、合格リストへ追加)記述できません。「三項演算子」、名前の通り「演算子」なので値を返すことしかできないのです。
危険なネスト
次のような2つの三項演算子
1行で書けます。
いわゆるネスト(命令の中に命令)で記述しています。これ、見やすいでしょうか?何をやっているか読解できるでしょうか?
1行で記述できるだけで、三項演算子のスッキリなところが台無しです。特別な理由が無い限りネストは避けるべきです。
気づかう必要あり
三項演算子にできることは、if文でもできます。つまり実現する方法が2通り存在することになります。
そのため複数人で開発すると記述方法がバラバラになり、プログラムの保守性が損なわれることがあります。
もし複数人で開発を行う場合は、三項演算子の利用についてメンバーに確認するのが良いです。
最後に、三項演算子、様々な理由(わかりにくいから、・・・)で嫌っている人がいます。これも考慮しながら三項演算子ライフを楽しみましょう!