複雑な判断
さらに複雑な判断を行います。新たなファイルに記述していきましょう。画面左上のドキュメントアイコン(エクスプローラー)が選択されているか確認し、フォルダー右横の新規ドキュメントアイコン(新規ドキュメント)をクリック、ファイル名test2.pyを入力します。
プログラムの内容は、「自動車免許書は免許取得から5年以上かつ5年間無事故無違反の場合にゴールド免許書になります。」、これをプログラムで記述すると下記の通りです。
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keika = input("免許取得から何年ですか?:") keika = int(keika) mujiko = input("何年無事故無違反ですか?:") mujiko = int(mujiko) if keika >= 5: if mujiko >= 5: print("ゴールド免許です") else: print("あと"+str(5-mujiko)+"年無事故無違反でゴールド免許です") |
このプログラムをみていきます。
ネスト
6行目のif命令の中に、さらに7行目にif命令があります。
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if keika >= 5: if mujiko >= 5: print("ゴールド免許です") else: print("あと"+str(5-mujiko)+"年無事故無違反でゴールド免許です") |
このようにif命令の中に、さらにif命令を記述することを「ネスト」と言います。
ネストの動作は、6行目で「免許取得から5年以上」か判断し、さらに7行目で「無事故無違反が5年以上」か判断します。つまり、「免許取得から5年以上かつ無事故無違反が5年以上」の2つの条件をしているのです。
今回は2つの条件を記述しましたが、条件を増やしたい場合は7行目のifの下に、さらにif命令を記述します。
if命令で複雑な判断ができるようになりました。プログラムを改造しながら体感してください。