付録・インデント

次のプログラム4,6行目に赤い波線が出ています。これはエラーを意味します。

3,4行目はif命令で条件が成立すると実行されます。しかし3,4行目は字下げ(インデント)の位置が違っています。このためエラーになっています。

6行目のelse命令は2行目のifと対になっています。しかしこちらもif命令と字下げ(インデント)の位置が違っています。

このようにPythonではインデントの位置に重要な意味があります。一方他の言語ではどうでしょうか。

多くのプログラム言語ではインデントに大きな意味はありません。その変わり括弧{}などを用いて、条件が成立した時に実行される命令やif文の対応を表現します。

x = 1
if (x == 1){
    print(x)
      print("ABC")
  }else{

x = 1

if (x == 1){

print(x)

print("ABC")

}else{

インデントを意識することがないので、より自由に記述できます。しかしその分プログラムの見にくさや不具合の基になってしまうことがあります。

Pythonは少しの自由を制約しプログラムの見やすさを選択していると言えます。