条件により処理を分ける
test.pyに次の内容を記述してください。
入力が完了したら、画面右上の緑三角をクリックし実行してください。
画面下に「年齢を入力して下さい:」と入力を促すメッセージが表示されます。
ここで18と入力しエンターキーを押してください。
「未成年です」と表示されました。この処理は入力された年齢により処理を分けています。試しに再度プログラムを実行し、21と入力すると何も表示されません。
if
処理を分けている命令が3~4行目です。
1 2 3 4 |
x = input("年齢を入力して下さい:") x = int(x) if x < 20: print("未成年です") |
3行目のif命令が処理を分ける命令で、その右側のx < 20が処理を分ける条件になります。
条件が成立すると次の行から字下げされた処理(4行目)が実行されます。
例えば、次の場合は条件が成立すると字下げされている4~5行目が実行されます。
1 2 3 4 5 6 7 |
x = input("年齢を入力して下さい:") x = int(x) if x < 20: print("未成年です") print("字下げされているので実行されます") print("字下げされていない") |
4、5行目のprintは()の中の内容を表示する命令です。会話形式で命令を入力していた際には変数名を入力すると内容が表示されていました。しかし一括して命令を実行する場合はprint命令で内容を表示します。
比較演算子
条件を記述する命令(比較演算子)には次の種類があります。
比較演算子 | 条件の記述例 | 条件の成立(真、true) |
---|---|---|
> |
10 > 9 10 > 10 10 > 11 |
成立する 成立しない 成立しない |
>= |
10 >= 9 10 >= 10 10 >= 11 |
成立する 成立する 成立しない |
< |
10 < 9 10 < 10 10 < 11 |
成立しない 成立しない 成立する |
<= |
10 <= 9 10 <= 10 10 <= 11 |
成立しない 成立する 成立する |
== |
10 == 9 10 == 10 10 == 11 |
成立しない 成立する 成立しない |
!= |
10 != 9 10 != 10 10 != 11 |
成立する 成立しない 成立する |