戻り値

戻り値とは

消費税計算を行い、結果を表示する関数taxを作成しましたが、問題があります。

利用側では、税込金額を合計し支払額を求めたい、レシートにカンマ表示したい、など様々ニーズがあります。しかしこの関数では税込金額を表示するだけなのでニーズに答えられません。

そこで税込金額を表示するのではなく、利用側へ返してあげます。この返す値のことを戻り値といいます。

プログラムで確認します。

【実行結果】

3行目で計算結果(ans)を利用側へ返しています。

支払合計を求めるため9行目で関数taxを呼び出し、その戻り値を変数sumに加算しています。

次にカンマ編集を行うため13行目で関数taxを呼び出し、その戻り値をカンマ編集しています。
※”{:,}”.format()はカンマ編集命令

複数の戻り値

次のように戻り値は複数記述できます。

【実行結果】

2行目で3つの戻り値、3,3.14,3.14159を返しています。

4行目で関数piを呼び出し、変数a,b,cに3つの戻り値を保存しています。

変数aには3、bには3.14、cには3.14159が保存されます。

次のように複数の戻り値を1つの変数に保存した場合、値はタプルとなります。

【実行結果】

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