継承

継承クラスを作成

クラスは継承関係を持たすことができます。継承とはあるクラスの変数、メソッドを別のクラスが利用できるようにすることです。

プログラムで確認していきましょう。
プロジェクトjava01にパッケージstep11、クラスParent、クラスChildを作成してください。

そしてParent,Childに次のプログラムを入力するかコピーし貼り付けてください。

最後にMainクラスに6行目~10行目を追加してください。そして実行してください。

プログラム内容

プログラムを見ていきます。クラスChildの3行目でクラスの定義を行っていますが、「行末にextends Paren」があります。

これは、クラスChildがクラスParentを継承する宣言になります。従ってクラスChildはクラスParentの変数、メソッドが扱えるようになるのです。それがクラスMainの9行目~10行目です。

変数chはクラスChildのインスタンスです。しかしクラスChildでは定義していないはずのメソッドparent01やparent02が使えます。

このようにクラスを継承すると継承元のメソッド、変数が使えるようになります。

継承ルール

継承にはルールがあります。継承先では継承元は1つでなければいけません。継承元は複数のクラスから継承できます。

親子関係に似ていることから継承元を親クラス、継承先を子クラスと言うことがあります。また別の言い方で継承元をスーパークラス、継承先をサブクラスとも言います。

なにが便利?

継承を使うと何が便利なのでしょうか。最初に考えられるのは処理の共通化です。例えば新規に作成するクラスB、クラスCがあります。2つのクラスでは共通処理が30%あるとします。その時にクラスAを作成し共通の処理を記述します。そして、クラスB、クラスCはクラスAを継承させます。こうするとクラスAを共通処理のクラスとして使えます。

次に考えられるのがプログラムの流用です。新規のプログラムBが既存のプログラムAと処理内容が80%同じだとします。その時にクラスBでクラスAを継承することにより80%のプログラムを記述する必用がなく、残り20%を記述するだけで完成します。

継承を使った様々なテクニックがあります。それはJavaに慣れながら徐々に獲得していってください。

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