処理を置き換える

オーバーライド

継承に関するもう一つの機能「オーバーライド」を見ていきましょう。

さっきのプログラムと何も変わっていませんよ?」新人Cがプログラムを追いながら訴えてきた。

46行目~49行目のところが追加されています。

あれ?process3ってクラスXのメソッドですよね。なぜ、クラスMにも書かれているんですか?

クラスMはクラスXを継承しているので、クラスXのメソッドprocess3が使えます。しかし継承元メソッドの機能を修正したい場合は、そのメソッドの処理を書けば置き換えることができるのです。この場合は継承元(クラスX)のprocess3を修正したいのでクラスMで処理を書いています。

ベテランBを見ると頷きながら微笑んでいるように見える。きっと納得したんだろう。新人Cも目を輝かせている。この再構築は必ず成功するだろうと、A課長は感じた

継承の機能を使えば、プログラムの再利用可能性が高まり、保守も用意になるはずです。かと言ってこれで全ての問題が解決したわけではありません。難題が出てきたならうまく『やり過ごして』いきましょう!


・・・」「・・・


やり過ごしちゃって、いいんですか?


・・・


ダメだろう!


はい・・・・

時は流れ令和の時代になり、A君は定年退職の日を迎えました。全システム再構築の荒波をA君は、無事に乗り越えたのでしょうか。それは別のお話とします。

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